コラム「人事とIT」

第1回 人事のIT活用は遅れている!

2011.07.10
インフォテクノスコンサルティングは、もともと企業の業務アプリケーションの受託開発を行う、技術/コンサルティングの会社として2000年にスタートしました。現在も受託開発事業は売り上げの約半分を占め、日々、お客様の業務や戦略をサポートするシステムを開発・ご提供しています。

我々の受託開発は幸いなことに、基本的にはすべての開発をエンドユーザー様と直接やりとりする形で進められます。そのため、その会社・部門で実際に直面している課題・問題は何か、それらに対してどのようなシステムが求められているのかを肌で感じながら仕事をすることができています。

受託開発の世界ではこれまでに、本当に幅広い分野のシステムを開発してきました。製造工程管理システム、予算/実績管理システム、営業管理システム、顧客管理システム、商品管理システム、受発注管理システム、マーケティング支援システム、在庫管理システム・・・などなど。もちろん、人事関連のシステムの開発もしており、2003年、その経験を活かすかたちで人事情報システムパッケージが生まれました。これが、現在のRosic人材マネジメントシステムシリーズにつながっていきます。

こうした状況ですから、人事情報システムと人事情報システム以外の各種システムの実際の使われ方を、身近に、横並びで見ることができます。多くの業務システムは、いわゆる「PDCA」を回していくためのベースになっています。その結果、マネジメントの質の向上に貢献しているのです。会社ごとの差はあるとしても、システムを構築し、活用する人たちの中には、少なくともそうした認識があり、その精度を上げていくために、よりよい仕組みを作っていこうという意識を持っています。

では、人事情報システムはどうでしょうか?

残念ながら、人事情報システムを選定・導入する人たち、実際にシステムを使っている人たちの多くは、あくまで人事部が労務管理をするためシステムとして捉えていることが多いのが現状です。「人事情報システムは業務のサポートシステムであるだけでなく、人材マネジメントのPDCAを回すためのインフラであり、人材マネジメントの質を向上させていく役割もある」という認識がまだまだ希薄だ、ということです。

一方で、特に2009年あたりから、人材マネジメント、人材リソース管理に積極的にITを活用しようと考える企業が増えてきていることも感じています。

人事のIT化が全体に遅れているということは、裏を返せば、ここで先んじることで他社に対しての優位性を取れる、ということ。この機会に、自社の人事のIT化について一度真剣に考えてみてはいかがでしょうか。

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