コラム
人材・組織マネジメントにおけるデータ活用で成果を上げるために必要なことを考えます
人材データを「一元化」したはずなのに、なぜ意思決定に活用されないのか?~経営に資する一元化のためのデータベース構築のポイント~
2026.09.29
◎改めて注目される、「人材データの一元化」
2026年9月現在、あらためて「人材データの一元化」への関心が高まっています。それには、3つほど理由が考えられます。
1.経営からの本質的な要求
経営や投資家などを中心に、非財務指標としての人材データの重要性が注目されています。人的資本の情報開示に対する要望の高まりや、有価証券報告書への記載内容の拡大などはその例と言えます。また、2026年6月には、ISO 30414に続き、ISO 30201(人材マネジメントシステム 要求事項)が正式に発行されました。こちらも、人材データの重要性をますます高める要素となるでしょう。
経営や投資家などを中心に、非財務指標としての人材データの重要性が注目されています。人的資本の情報開示に対する要望の高まりや、有価証券報告書への記載内容の拡大などはその例と言えます。また、2026年6月には、ISO 30414に続き、ISO 30201(人材マネジメントシステム 要求事項)が正式に発行されました。こちらも、人材データの重要性をますます高める要素となるでしょう。
2.AI活用の急速な進展
AIを活用して人事の分野で新しい試みをしていこうと考えた場合、正しいデータが十分にそろっていることが重要になってきます。その点でも、人材データが統合されていることの重要性が高まってきていると言えるでしょう。
AIを活用して人事の分野で新しい試みをしていこうと考えた場合、正しいデータが十分にそろっていることが重要になってきます。その点でも、人材データが統合されていることの重要性が高まってきていると言えるでしょう。
3.システムベンダーの戦略
多くの企業で、「タレントマネジメントシステム」を戦略的に活用しきれない状況が見られるようになっています。使われているのが、実質的には電話帳的役割+人事評価システム、+α程度にとどまっているケースは少なくないようです。そこで、システム活用の次の目玉としての「人材データ一元化」という流れが出てきています。システムを「オールインワン型(すべての機能をひとつにまとめたもの)」にするベンダーの動きも多数見られます。
多くの企業で、「タレントマネジメントシステム」を戦略的に活用しきれない状況が見られるようになっています。使われているのが、実質的には電話帳的役割+人事評価システム、+α程度にとどまっているケースは少なくないようです。そこで、システム活用の次の目玉としての「人材データ一元化」という流れが出てきています。システムを「オールインワン型(すべての機能をひとつにまとめたもの)」にするベンダーの動きも多数見られます。
1番目、2番目の要因からみて、「人材データの一元化」を進めていくことが重要になっていく流れが止まることはないでしょう。
◎多くの企業でHR Techが導入されているのに、聞こえてくる声
一方で、最近、既に何らかのシステムを導入していて、ある程度データを保持していると思われる人事担当者の方々から、こういうご相談を、受けることが増えています。
タレントマネジメントシステムを導入してしばらく経つが、実は人材データ活用が進んでいない
オールインワン型の人事システムを入れて「一元化」が進んだはずなのに、Excel管理も残り戦略的活用に至っていない
人材データを、全社で導入しているBIシステムで分析しようと試みたが、思うようなレポートを出せず、成果を出せなかった
課題は明確、システムもないわけではない、にもかかわらず、人材データ活用が経営に資するレベルに到達していないのはなぜなのか。しっかりと考える必要があります。