導入事例

Rosicを活用して成果を上げている企業の事例をご紹介します

財務、営業、仕事、人事等の情報を統合した柔軟なレポートを実現し、 経営と現場を支援し、事業戦略を推進するシステム構築と運用に成功

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目次

会社の文化や仕事の仕方を変えていく原動力となるシステムに育てる

最後に、今後のシステムの展開について教えてください。

櫻井 氏 櫻井 氏

現在は、データに基づいてPFエリアをランキングづけする機能を展開するために動いています。具体的にランキングが見えると、自分たちは全国でどのあたりにいるとか、思った以上に評価されているなど、他のエリアに対しての興味や競争意識が芽生えて、データやその活用に興味を持つようになることを期待しています。

最終的にはPFエリアの努力をフィードバックしていこうと考えています。現在は本部内でランキング機能を公開し、現場レベルへの展開シナリオを考えているところです。単に契約数や契約の大きさ、金額などで組織を判断してしまうと、エリアのロケーションや仕事そのものの性質など、個々人の努力ではどうしようもない要素が大きくなってしまいます。これでは、皆の納得感を得ることは難しいでしょう。今は事業関連の数字系の指標が4つ、人事・技術系の指標が3つという多様な指標でランキングを出しています。そういう観点からも、人事情報との連携が強固であることは、この仕組みの強みです。

熊谷 氏 熊谷 氏

先日、全社の総合ランキングを確認したのですが、単に短期のビジネス数字だけでは目立たなかったエリアが上位にランクされていました。これまでは、どうしても損益ばかりに目がいってしまい、大型案件を持っているPFエリアにスポットが当たりがちでしたが、新しい指標群でのランキングを見ると、小規模の事業所でも、上位に上がってくることもあり、本機能に手ごたえを感じています。

ランキング機能以降の展開予定について教えてください。

櫻井 氏 櫻井 氏

基幹システムでは、今回我々が求めた集計機能を持つことが難しかったので、契約情報は、1契約ごとに参照するしかありませんでした。Rosicで契約情報も含めた様々なデータを集約し、新しい分析軸を持てるようになったことで、契約情報を全体で俯瞰したり、地域ごとに集約してみたりと、新しい可視化をすることができるようになりました。

水ingAMの事業には、オペレーション、メンテナンスという2つの事業分野があります。これまでは、契約一つ一つしか確認できませでしたから、同じ地域の他の事業がどのような契約を持っているか、といったことが確認できませんでした。冒頭でお話をした「新プラットフォーム戦略」では、オペレーション部門もメンテナンス案件の拡大に関わるなど、横断的な動きを目指しています。Rosicでは、自分のエリアでの総合的な契約状況が履歴も含めて即座に確認できるようになりましたから、オペレーション事業部隊が過去に契約していたメンテナンスの案件を掘り起こして、新規受注を取っていくといった活動につなげることも可能です。PFエリアプロフィールにも、そうした情報を取り込んで、更に「新プラットフォーム戦略」を後押ししていこうと考えています。

本日はどうもありがとうございました。
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